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みなさんこんにちは。しんじです。
真夏の暑い日に「エコドライブをこころがけましょう」とばかりに、コンビニの駐車場でエンジンを止めてしまったら最後。
今まで涼しかった冷気がとまって、温かい風がふきつけてきます。そして数分と待たずに汗が玉のようにふきだしますよね。
心配いりません!キャンピングカーの電源ならエンジンを止めた状態でも家電が使えます。便利なキャンピングカーのバッテリー事情を徹底解剖しちゃいます。
【キャンピングカー】バッテリーとは
どの自動車にもバッテリーが当たり前ように付いていますよね。このバッテリーはエンジンの始動やワイパー、ライト、パワーウィンドウなどの電気系統を動かすために使われます。
エンジンの始動を担っているバッテリーなので「スターターバッテリー」とも呼ばれ、放電してしまうとエンジンがかからなくなるので注意して使用しなければなりません。
車内灯を消し忘れてバッテリーがあがってしまいエンジンがかからなくなった経験はみなさんありますよね。ぼくだけじゃないですよね。
エンジンがかからなくなってあせったよ
エンジンが走っている間は、オルタネータという発電機が充電しているのでバッテリーが切れることはありません。
停車している状態で、電気を使い続けると、どんどんバッテリーに蓄えられた電気が減ってしまいます。
キャンピングカーにはエンジンを切っても、空調設備や照明機器、電子レンジなどさまざまな家電をつかえるように別のバッテリーが設置されています。
スターターバッテリーをメインバッテリー、この家電専用のバッテリーをサブバッテリーと呼ぶこともあります。
エンジンを切っても、空調などの電気機器を使い続けることのできるサブバッテリーは、キャンピングカーや車中泊には必需品と言ってもいいかもしれません。
サブバッテリーは便利というだけではありません。サブバッテリーがあれば、アイドリングをストップすることに抵抗が低くなるので、環境にも優しいという面にも注目です。
【キャンピングカー】バッテリーの容量
車の中でどんな電気機器を使いたいですか?テレビ、電子レンジ、炊飯器、照明、パソコン、スマホの充電など使いたいことはたくさんあります。
寒い冬なら暖房機器、暑い夏なら冷風扇なんかが使えたら、車内は快適ですよね。熱中症が増えている現状を考えたら、必須と言ってもいいかもしれません。
サブバッテリーは、キャンピングカーでなくても単独で使うこともできます。わかりやすくするために、実際の商品を例にシミュレーションしてみましょう。
例えば「車中泊インバーターセット」のバッテリーで「冷風扇(山善)」を使う場合、どれくらいの時間使えるか計算してみます。
「車中泊スターターセット」の仕様の中で、「105Ah(アンペアアワー)」と「12V(ボルト)」というところがバッテリー容量を表しています。
商品によっては「Ah」の記載がない場合がありますが、その場合は「Wh(ワットアワー)」と書かれているところを探してください。
記載されている単位が「Wh」の場合は、このまま計算できるのですが「Ah」と「V」の場合はいったん「Wh」に変換しないといけません。
次の式で計算してください。
Wh = Ah × V
「車中泊スターターセット」の場合は「105Ah」×「12V」=「1260Wh」となります。
このバッテリー容量を、使いたい機器の使用電力で割ると使用時間が計算できます。
使用時間(時間) = バッテリー容量(Wh) ÷ 使いたい機器の消費電力(W)
「冷風扇(山善)」の場合は最大「47W」です。
1260Wh(車中泊スターターセットの容量) ÷47W(冷風扇の消費電力)=約26時間となります。
ここまでで「理論値」としての使用時間がわかったのですが、実際の使用時には、バッテリーの特性や変換機の有無によって電気が損失してしまうことがあります。
細かい計算については複雑になりますので、ここでは大雑把に約50%として計算します。
1260Wh(車中泊スターターセットの容量) ÷47W(冷風扇の消費電力) × 50%=約13時間となります。
車中泊スターターセットで冷風扇(山善)を使用する場合は約13時間使うことができるのです。
ずいぶん昔にきいたことあるわー?
それにしても50%も損失するんだね
インバーターで電圧を変換したときなど多く見積もった時の割合です
電気製品は「60W」や「40W」のように「W」(ワット)という単位が使用されますが、バッテリーの表記は「Ah」と「Wh」の2種類に別れます。
単位を合わさないと使用時間を計算できません。単位が「Ah」の場合は「Wh」に単位を変換しないといけませんのでご注意ください。
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【キャンピングカー】バッテリーの種類と違い
バッテリーには従来型の「鉛ディープサイクルバッテリー」と次世代型の「リチウムイオンバッテリー」の2種類があります。
例でとりあげた車中泊スターターセットで使われていたものは、今まで主流だった「鉛ディープサイクルバッテリー」になります。
この次世代型「リチウムイオンバッテリー」はハイブリッド車や電気自動車、携帯電話、スマホまで幅広く使用されている高機能バッテリーです。
リチウムイオンバッテリーはコンパクトで軽量、充電回数や使用できる電力量も鉛ディープサイクルバッテリーに比べて優れています。
また安全性も高く、鉛ディープサイクルバッテリーは通常使用でも水素ガスが発生するため換気に注意が必要ですが、リチウムイオンバッテリーでは水素ガスは発生しません。
ただし、リチウムイオンバッテリーは高額なので、価格に見合うメリットを考えて選択してください。
リチウムイオンバッテリー | 鉛ディープサイクルバッテリー | |
大きさ | 小さい | 大きい |
重さ | 軽い | 重い |
電力量 | 多い | 少ない |
安全性 | 水素ガス発生しません | 水素ガスが発生 |
価格 | 高い | 低い |
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キャンピングカーのバッテリーを長く使うための注意点
バッテリーの寿命は約3年といわれています。
使用環境によってはもっと短くなることもありますので、使用経過年数は把握しておきましょう。
3年が近づいてきたら、使用時間が短くなってきていないか確認しておくと安心ですね。
また、バッテリーは高額なのでできるだけ長持ちさせたいですよね。次のたった3つの注意を守るだけで、バッテリーを長持ちさせることができますので参考にしてみてください。
- 過放電しない
- 使ったらすぐに充電する
- 過充電しない
「過放電」とは、バッテリーの残量が基準より下回ってしまうことですが、そうなってしまうと再充電に時間がかかるようになり品質が劣化してしまいます。
使用可能な時間を把握し、残量ギリギリまで使うようなことは避けましょう。また、使用後はすぐに充電し常に満充電の状態にしておくと劣化を抑えることができます。
「過充電」とは、満充電の状態で更に充電し続けることですが、この状態もバッテリーの劣化を招きます。
過充電防止付きの充電器で充電しましょう。
まとめ
- キャンピングカーはサブバッテリーあるので、アイドリングストップしても家電が使える
- バッテリーの容量を計算するときは「W」や「Wh」に変換して単位を合わせる
- 従来型の鉛ディープサイクルバッテリーと次世代型のリチウムイオンバッテリーの性能について
- バッテリーを長く使うためには、過放電、過充電せず、こまめな充電を心がける
災害時にも大きく活躍が期待できるなど、メリットたっぷりのサブバッテリー。キャンピングカーユーザーだけでなく乗用車ユーザーの方も、サブバッテリーを見直してみませんか。
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ライトで遊んだまま消し忘れてたことがあったよね